空気中のアスベスト繊維数濃度測定
空気中のアスベスト(粉じん濃度)測定
分散染色法 『繊維状物質測定マニュアル』(社)作業環境測定協会発行
環境庁告示93号 『石綿に係る特定粉じん濃度の測定方法』
JIS K3850-1:2006 『空気中の繊維状粒子測定方法』(日本工業規格)
アスベストモニタリングマニュアル 第4版(環境省)平成22年6月10日
位相差顕微鏡 |
偏光顕微鏡 |
走査型電子顕微鏡(A-SEM) |
試料の採取方法について、事前にご説明させていただきます。またご要望により様々な測定に対応させていただきます。
TEL:075-313-6791 担当:建築物石綿含有建材調査者 ・ 市川(イチカワ)
アスベスト分析フロー図
空気中アスベスト測定(分散染色法)
試料の採取 ↓ 分析標本の作製 ↓ 位相差顕微鏡による測定
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作業環境…10分間(10L以上)採取 建築物内(室内)…2時間(600L)採取 敷地境界…4時間(2400L)採取
アセトンによるフィルターの透明化 低温灰化装置によるフィルターの灰化処理 浸液の滴下 |
空気中アスベスト測定(分散染色法)
幅 3μm未満 長さ 5μm以上 幅と長さの比 1:3以上 |
試料採取条件
基本的な試料の採取条件について以下に示します。
項目 | 内容 |
捕集用ろ紙の種類 | セルロースエステル白色メンブランフィルター |
捕集用ろ紙の孔径 | 0.8 μm |
試料採取地上高 | 1.5 m |
マウンティング(ろ紙の前処理)方法 | アセトン蒸気による透明化処理 |
石綿繊維の計数条件 | 繊維長さ 5μm以上 |
繊維幅 3μm未満 | |
繊維長さと幅の比 3:1以上 | |
顕微鏡視野数 50 | |
分析方法 分散染色法 | |
計数に用いた位相差顕微鏡の種類 | Nikon製 ECLIPSE80i |
石綿(クリソタイル・アモサイト・クロシドライト)の計数方法 | 位相差顕微鏡の視野内に描かれたアイピースグレーティクル大円内(300μm)に存在する、クリソタイル・アモサイト・クロシドライトの分散色を示す繊維のみを計数する。 |
石綿繊維数濃度の算出方法
石綿繊維数濃度は、次式から求める。
CF=A×(N-Nb)÷a×n×Q |
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定量下限値の算出方法
定量下限は、50視野中に 1本の繊維があった場合の信頼限界 95%の上限に相当する値として、次式から求める。
S=A×2.645÷a×n×Q |
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