リスクアセスメント
(化学物質の自律的管理)
2023年4月、2024年4月に労働安全衛生法の関係省令が大幅に改正され、新たな化学物質規制が導入されました。
1.ラベル・SDSの伝達や、リスクアセスメントの実施義務対象物質が大幅に増加します。
2.リスクアセスメント結果を踏まえ、労働者がばく露される濃度を基準値以下とすることが義務付けられます。
3.化学物質を製造・取り扱う労働者に、適切な保護具を使用させることが求められます。
4.自律的な管理に向けた実施体制の確立が求められます(化学物質管理者の選任、リスクアセスメント結果等の記録作成・保存等)。
リスクアセスメントの実施義務は2016年6月から始まっていましたが、拘束力がなく対象物質も674物質でした。
今回の改正は、国がGHS分類という有害性の分類を行って、有害性が確認された物質全てを対象としています。最終的には約2,900物質のSDS表示やリスクアセスメント実施の義務が発生します。
改正内容全体は、厚生労働省パンフレット「新たな化学物質規制が導入されます」の最後にチェックリストが掲載されており、分かりやすくまとめられています。
リスクアセスメントの方法としては、厚生労働省推奨の推定ツール「CREATE-SIMPLE」が多く用いられています。エクセルファイル1つで管理が出来て、分かりやすく作られています。特徴は推定暴露濃度を計算してくれる点であり、新たに定められた「濃度基準値」に対する評価が行えます。
推定ツールのCREATE-SIMPLEについては、「職場の安全サイト」に解説とダウンロードリンクがあります。
弊社も化学物質を多数扱う業種ですが、CREATE-SIMPLEでリスクレベルを把握しています。リスクレベルが高い場合は、局所排気装置内の作業に変更する、保護具の着用を手順とする等の対策を行い、再度CREATE-SIMPLEで評価・確認を行い、リスクレベル低減に努めています。
リスクアセスメントのお手伝いとして、CREATE-SIMPLEの入力補助(SDSから対象物質を抽出し、一覧表を作成する)も行っておりますので、ご質問等あればご連絡下さい。